新発田市内においてチャドクガの発生が数多く報告されています。
チャドクガは茶の害虫ですが、ツバキやサザンカの葉に付く方がよく知られています。
理由としてはご家庭に植えられている率が高いからだと思います。
チャドクガは“ドクガ(毒蛾)”のごとく体には有毒毛が生えており、これが皮膚に刺さると大変!!
激しいかゆみを伴う毛虫皮膚炎を起こしてしまいます。
↓先日の駆除現場にて撮影
※拡大します。
うわ~びっしり…
毛がフサフサして、いかにもヤバそうな感じです。
が、この毛には毒はありません。
幼虫の身体に黒い部分がありますよね。ここに肉眼では見えない0.1㎜ほどの毒針毛が生えているのです!その本数はなんと30~50万本!!
しかもこの毒針毛は脆くて、何かに触れるとすぐに抜け落ちてしまいます。
風の強い日は風に乗ってこの毛が飛んでくるとか…
毒針毛は幼虫に限らず、卵・繭・脱皮殻・雌成虫にもあるので要注意!!
幼虫の発生は5月~6月と8月~10月の年2回。
効果的な駆除方法は、幼虫が発生する前に薬剤散布で予防することです。
幼虫が発生している場合でも駆除は可能ですが、死骸には注意が必要です。
剪定作業をされる方は特にお気を付けください。