“シロアリによる被害で家が倒壊した”
という事例は今のところ報告されていません。
が、しかし
シロアリの被害に遭っている建物が、地震のチカラによって倒壊したという事例は数多く報告されています。
今現在も語り継がれる【阪神淡路大震災】
実に約25万棟もの建物が全壊・半壊しました。
6000人以上の方々が亡くなられ、死因の8割は倒壊した建物の下敷きになり圧死・窒息という結果だったそうです。
震災後の国土交通省による調査結果
震災で倒壊した建物の大半がシロアリによる被害か木材の腐朽被害に遭っていた。
さらには“シロアリによる被害及び腐朽被害が進行していた”住宅の9割が全壊という報告。
被害のない住宅は半数以上が軽微な被害で済んだようです。
記憶に新しい28年に発生した【熊本大地震】においても同様の報告が上がっている模様です。
ですが、私はこうも思います。
上記は公表されている内容ですが、決して鵜呑みにはなさらずに…と。
調査結果がどこまで調査した結果なのかは分かりません。
築年数や耐震構造は住宅によって様々ですし、地盤の状況や家屋の何らかの劣化が関係していたのかもしれません。
仮に震度6~7クラスの地震がきたら、シロアリの被害に遭っていようがなかろうが倒壊すると思います。
ただ、“大切なお住まいを守る”と言った意味ではシロアリ駆除は必要性を感じます。
ご先祖様から引き継いできた家や念願のマイホーム、文化財や文化遺産の建造物…等
害虫駆除の現場では様々な想いを持ったお客様からご依頼をいただきます。
お客様の想いに応えられるように、これからも知識と技術に磨きをかけていきたいと思います。